50代が着物で輝く!茶道を習いましょう(道具編)

 

茶道を習う時に必要な道具をご紹介しますね。

 

扇子(せんす)

茶道では、儀礼的要素で使用し、重要です。
席入り、挨拶、 床の間や道具を拝見をするときなどに使います。

正座して挨拶する時は、膝の前に置き、
立って挨拶する時は右手に持ちます。

サイズ 男性用 約20cm 女性用 約17cm

帛紗(ふくさ)

点前をする人が道具を清めたり、乗せたりする時に使います。
帛紗を付けている人は亭主(おもてなしをする人)のあかしとなります。

点前をする人はもちろんですが、
茶席で道具の話をする人、お茶やお菓子を運ぶ人も帛紗を付けています。

客が帛紗を使うことは稀ですが、必ずたたんで懐中しておきます。

裏千家では、男性は紫、女性は朱を基本とします。
しかし、きれいな色や柄の物もあるので、
好みや季節に応じて使い分けると良いですね。

男女ともに、縦約15cm×横約16cm

古帛紗

濃茶を頂くときや道具の拝見などに使います。
裂地(きれじ)の種類はたくさん有り自分の好みを探すのも楽しいですね。
金襴(きんらん)・緞子(どんす)・間道(かんどう)・更紗(さらさ)など、
きれいな生地や裂地で作られています。

懐紙

お菓子を乗せたり、汚したものを拭いたりする時に使います。
和紙を二つに折ってあります。
使い終わった懐紙は二つに折りたたんで持ち帰ります。

正式には真っ白を使いますが、
透かしが入ったものや絵柄が入ったものがあるので、
好みやその場に応じて使いましょう。

男性用 縦約10cm×横約17cm
女性用 縦約 9cm×横約14cm

菓子切り(楊枝)/菓子切り入れ(楊枝入れ)

菓子をいただく時に使う楊枝を菓子切りと呼んでいます。
元々は黒文字(くろもじ)の楊枝が使われていました。
黒文字は、殺菌作用があり、
木の香りもあるので重宝されていました。

素材は、ステンレス、プラスチック、銀、象牙などがあります。

茶席に入る前に、中身だけ懐に挟んでおきます。
使った後は清潔にしてから菓子切り入れに入れます。

数寄屋袋・帛紗ばさみ

上記の必要なものをひとまとめに入れておく袋が、帛紗ばさみです。
帛紗ばさみより大きいサイズのものを数寄屋袋といいます。
どちらを選んでも構いません。

茶巾(ちゃきん)

濃茶の時に茶碗を清めるのに使用します。
茶会やお稽古に行く時は、
茶巾を湿らせて茶巾入れに入れて懐中します。
麻で出来ています。

裏千家・表千家・武者小路千家など流派によって多少違います。

 

茶道を始めたい人のよくある質問

Q:道具を全部揃えるといくら位掛かるでしょうか?

A:ピンキリですが、1万円前後で一式揃う初心者セットがお薦めですね。

Q:正座が苦手なのですが、茶道を習えますか?
A:点前の基本は、畳の上で正座ですが、
椅子を用いて、正座をしないで点前が出来る立礼(りゅうれい)があります。
ただし、正座をしないと出来ない点前も多くありますね。

Q:洋服で参加する場合、注意することはありますか?

A:お稽古に洋服で参加する場合は、
和室にふさわしく正座をしてもしびれにくい服装をお薦めします。
長めなスカートにハイソックスのような服装が良いです。
ソックスは白を履きます。

今回は、茶道を習う時に必要な道具とよくある質問をご紹介しました。

次回は、茶道の流派とお茶会についてお話しますね。

それでは、またお会いしましょう!

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