夏用の長襦袢で何を着たら良いの?

 

夏用の長襦袢について

夏用の長襦袢は何を着たら良いですか?という質問をいただきましたので、お答えしますね。

本麻の長襦袢

結論から言いますね。一番お勧めは、本麻の長襦袢ですね。

無地感の生地を選べば、フォーマルでも着られますよ。

涼しくて、快適です。自宅で洗えるのも良いですね。値段が高いのがネックです。

正絹の長襦袢

麻の硬めな生地が苦手な方は、正絹で洗える長襦袢もあります。

お値段は本麻と変わりません。

本麻より暑いですが、綿やポリエステルより快適ですよ。

普通の正絹長襦袢は自宅で洗えませんが、最近では自宅洗いが可能な生地もあります。

もし、正絹を選ぶなら自宅で洗える生地を選びましょう。

ポリエステルの長襦袢なら爽竹

正絹や麻よりお安いものだと、東レの爽竹がお勧めです。

ポリエステルですが、竹素材が入っているので、涼しいと評判です。

お勧めしないのは、ポリエステルの長襦袢、二部式長襦袢です。

汗でベタつくし、熱はこもるし大変です。

また、麻混の長襦袢もポリエステルが半分以上使われているので、やはり暑いです。

夏用長襦袢のお勧め品について

それでは、お勧めの夏用長襦袢について、詳しく説明しますね。

一番のお勧めは、本麻の長襦袢

メリット

  1. 吸水性、発散性、通気性があるので、汗をかいてもべとつかず、すぐに乾きます。
  2. 麻は、熱伝導性が高いので、天然繊維の中で最も涼しい素材です。
  3. 自宅で洗えます。
  4. 耐久性があり、丈夫です。

洗濯機でも平気ですが、摩擦に弱いのでつけ置き洗いの方が良いですね。

乾かす時は着物ハンガーにかけてシワを伸ばして干せば、アイロンも必要ありません。

デメリット

  1. 本麻は上布と呼ばれており、綿やポリエステルより値段が高いです。
  2. 摩擦により毛羽立つ事があります。
  3. 絹と比べると繊維の特性で固めに感じます。
  4. 商品が少ないので、着物屋さんに行っても無い場合もあります。

多少値段は高いですが、夏用の長襦袢としては最適な生地なので、一枚持っていると重宝しますね。

 

東レの爽竹、夏用の長襦袢

私のお店でも扱っています。

生地が薄く、ベンベルグのように柔らかい生地ですね。

ポリエステルなのですが、竹の繊維が混ざっているので、涼しいという事です。

もちろん、洗濯機で洗えますよ。

お値段も本麻よりリーズナブルなので、二部式じゃあちょっと、という人には良いですね。

爽竹シリーズは、ポリエステル75%、竹素材25%です。

 

こちらは、ポリエステルがセオαなので、さらに涼しく着心地が良いと思われます。

価格は、国内縫製お仕立て代、半衿代込みで41,800円(税込)です。

ご興味がある方は、写真をクリックして商品の詳細をご覧下さいませ。

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洗える正絹の夏用長襦袢

当店でも取り扱っています。絽の長襦袢で自宅で洗えます。

生地は正絹ですから、柔らかく高級感があります。お値段は本麻と変わらないですね。

夏のフォーマルでも着られる長襦袢として、よく売れています。

五本駒絽の長襦袢ならカジュアルからフォーマルまでオールマイティに着られます。

色は、白がお勧めですよ。

なるべく安い夏用の長襦袢が欲しいという方

夏用でも秋冬用でも安い長襦袢は二部式です。

素材が大事ですね。

お勧めは、身頃と腰布が綿の長襦袢です。

綿は麻よりは涼しくないですが、吸水性があるので、べとつかずに着られます。

二部式なので、肌襦袢や裾除けが必要ないので、その分涼しいです。

洗濯機で洗ってノーアイロンで着られます。

身丈が調節できるので、寸法の心配がありません。

 

番外編 たかはし着物工房の満点スリップ

宮城県の気仙沼にある「たかはし着物工房」の満点スリップはお勧めです。

当店でも大変人気があり、リピーターも多い商品です。

なぜ番外編かというと、純粋な長襦袢では無く、スリップにもなるし、長襦袢にもなる優れものなのです。

しかも、汗をかいても着物に汗が付かない防水構造なので、汗シミの心配はありません。

素材は、ユニクロのような機能的な化学繊維です。

綿楊柳の生地のスリップにうそつき衿とうそつき袖を組み合わせると長襦袢になります。

スリップだけで着ると夏着物の下着になります。

驚きの吸水力と防水力です。

 

夏は洋服でも暑いですから、仕方がないですね。
少しでも涼しく着られるように素材を選びましょうね。

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