絞り浴衣も作っている絞りので代表的なメーカーが
「藤娘きぬたや」「竹田庄九郎」です。
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絞り浴衣といえば有松・鳴海絞りですね。
私の会社でも扱っていますよ。
有松絞りとは、有松・鳴海絞と言われるように産地の名前です。
絞り浴衣の良いところ
- 生地が柔らかくて着心地が良いです。
- 絞り浴衣を着ている人は少ないので、被らないですね。
- 手作りの良さがあり、高級感があリます。
- 夏着物としても着られますね。
絞り浴衣のマイナス
- 面数が少ないですね。
- 値段が高いです。
- プリント柄のように複雑な染柄ができないです。
トータルで考えるとプラスばかりですが、
高価な事とと商品が少ない事がネックですね。
有松絞りといえば、竹田庄九郎ですね。
お店では、竹田庄九郎の浴衣を扱っていませんので、ネットで検索していたら、
ビールのCMで女優さんが着ていたという浴衣が販売されていましたね。
絞りに見えませんが、竹田庄九郎なら絞りなんでしょうね。
ステキな柄ですね~
竹田庄九郎の絞りは、有松絞りとしてお店で扱っています。
素晴らしい絞りがたくさんあり、
いったいどのように絞ったのか分からないような技術もありますね。
絞りの技術は何と100種類くらいあるそうです。
しかし、江戸時代から絞りの技術は何十種類も無くなっているそうです。
70代~80代が主力の職人さんたちです。
根気のいる仕事ですから、若い人はやりたくないですよね。
どこの産地も同じですが、後継者は少ないです。
しかも、絞りは一人一芸と言って、一つの絞り技術を極めていくそうです。
その一人の人が出来なくなったら即消えてしまう技術もあるそうですね。
今後も消えていく絞りの技術はいくつもあるそうです。
最高に手間が掛かるのは、本疋田絞りですね。
有松では、絹糸で7~8回絞り、絞った粒の数は15万だそうです。
気が遠くなりますね。
昔は、韓国産や中国産がありましたが、今は純国産が多いと思います。
藤娘きぬたやの絞り
メーカーでは、竹田庄九郎以上に有名です。
海外でも、作品を発表していますね。
藤娘きぬたやも、絞り浴衣を作っています。
これは、仕立て代が込みで32,400円です。
絞りは、反物の値段にプラス巾出し代、仕立て代が掛かります。
オーダー仕立てでこの値段はお買い得ですね。
藤娘きぬたやの本疋田絞りは、絹糸で12回絞っていると言われています。
有松絞りの1.5倍ですね。
スゴイ手間です。100万以下ではありえませんね。
幻の絞りと言われている「嵐絞り」の浴衣です。
嵐絞りの作家は、竹田庄九郎の早川さんが世界的に有名ですが、
誉田屋源兵衛でも作っていたんですね。
明治時代に生まれた嵐絞りの技法は、男物で一世を風靡したらしいですよ。
嵐絞りの職人は毎日寿司を食べられたという逸話が残されているほど繁盛したらしいですね。
嵐絞りの写真2 ←写真なし
絞りは奥が深い技法です、
昔から、総絞りは女性のあこがれの着物です。
高価な着物の代名詞ですね。
江戸時代には奢侈(しゃし)禁止令、いわゆる贅沢禁止令で、
絞りや刺繍は販売禁止になったそうですね。
そんな絞りの浴衣を今年は着てみてくださいね。
合わせる帯
お薦めは、博多の単衣献上の半巾帯ですね。
夏着物としてくる場合は、博多の紗献上がお薦めですよ。
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